■ MUKU-DATA 吉野杉 3300 125x125mm 割角(芯去り) 役物
(*注:吉野杉とはいいますが、実際は三重や和歌山など周辺の良材の丸太も入ります)
久々の2間続きの真壁和室の柱の段取り。
割角の役物(節の無いもの)は細かく等級分けさせています。
上小節 2上小 3上小 4上小
1面無節 1無1上 1無2上 1無3上
2面無節 2無1上 2無2上
3面無節 3無1上
4面無節
まだありますよ。
芯持ち、芯去り
赤、赤白
などなど
真壁和室は柱が表しになります。
割角(芯去り材)を使用した時は基本は柾目使いでしょうか。。
割角 こんな感じ 板目
柾目 ■ 柾目
板目
もっと高級な材になると、4面柾(四方柾)といいます。
4面柾目ってなかなか大きな丸太じゃないと取れないんですよ。
文化財など和室の柱を見ていると面白いですよ。
最近流行りの居酒屋などは節のある芯持ち材の柱に
黒く着色してコストを抑えながら上手に作っていますよね。
本来節があるのがより自然です。
柱材は基本的に節の無いものは高く取引させています。
ですから、1面しか見えてこないところに4面の柱を使用したら、コストUPになってしまいますから、
上の写真のように
図面を良く見て、これは1面、ここは3面で大面は柾使い、など
1本、1本柱に番付をしていくという訳です。
これは本来、大工さんの仕事だったんですが、
最近は任せられる事が多いですかね・・
他県はどうなんでしょう・・・?
こうやって柱を30本前後立てて、柾目、板目をよく見て、
図面をみながら、完成した部屋を思い浮かべて
は-5、 又へ-8・・・・という具合に 番付するんです。
これは結構責任ある作業なんですよね。
最近事務仕事が多かったから、久々に材木を触ったら
少し元気になったような気がします。
木って 何か力があるのかな・・・・